「エコ」はエコロジーのエコ、「ツアー」は旅行で、この二つを合わせてエコツアーと呼ばれるようになりました。このことば言葉は、1970年代から使われはじめたもので、エコツアーは、単なる自然を愛でるとか、親しむなどといった自然観察だけではなく、自然保護を旅行の目的に加える点がふつうの旅行と違うようです。
http://www.jata-net.or.jp/osusume/eco/5_eco_frame.htm
1981年ピーター・スレッシャー教授は、東アフリカ国立公園にいるライオンは観光で一生に51万5,000ドルの外貨を稼ぐが、もし狩猟目的で利用されれば8,500ドル、皮革ではわずか1,325ドルしか稼がないと発表し、環境保護のためには、自然地域に利益をもたらす観光開発の振興が重要だという考え方への理解が広まりました。価値があるものでも、使い方によって、得られるものが違うということでしょう。
米国の環境団体、エコツーリズム・ソサエティーの定義では、エコツーリズムは、自然環境を守り、そこに住む人々の生活向上に貢献できる「責任ある旅」の形態であるとされています。
また、日本エコツーリズム協会の考えるエコツーリズムとは、次のものです。
1.自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かした観光
2.観光によってそれらの資源が損なわれることがないよう、適切な管理に基づく保護・保全をはかる
3.地域資源の健全な存続による地域経済への波及効果(資源の保護+観光業の成立+地域振興の融合をめざす観光)
http://www.ecotourism.gr.jp/ このように、エコツアーのもう一つのポイントは「地域への貢献」のようです。
私なりにこれらを総合すると、エコツアーの要素には、次のものが組合わさっているようです。
1.観光資源となる自然環境などの保護に役立つ(自然保護)
2.地域資源の保全と活用により観光業の発達に役立つ(産業の発達)
3.観光業の発達により地域の振興に役立つ(地域振興)
4.持続的な自然環境の利用のためには環境影響を小さくする
5.トレーニングされたガイドが自然の理解を深めるインタープリテーション(通訳)を行っている[:オッケ:]