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環境日記 環境日記
生物多様性のこと

「生物多様性」とは、「遺伝子、種、生態系など全てを包括する言葉で、地球上の生物の多様さと、自然の営みの豊かさを指す」とWWF (World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)は言っています。
http://www.wwf.or.jp/wildlife/seibututayousei/index.htm


この生物の多様性が失われつつあるというのが、現在世界中で最も注目している環境問題の一つです。大規模な開発、森林の乱伐、海洋汚染、、、などの人間の活動により、自然摂理で起こり得る絶滅のスピードを超えて生物の種の消滅が進行したり、他方、自然な状態では存在しないはずの地域に、人間が介することによってある生物の種が進入しその地域で繁殖したりすることなどで生態系を破壊するというのが、「生物多様性の危機」として問題となっているのです。

では、なぜ生物の多様性が必要とされているのでしょうか?私たち人間にとって、生物多様性の価値とはなんなのでしょう?
美しい植物や可愛らしい動物を鑑賞したりする楽しみや、情緒の育成のため、ということも勿論あります。植物や微生物は土壌を豊かにします。理想的な水の循環は植物無しにはありえません。太陽エネルギーを取り込むのも植物です。汚染物質を分解する植物や微生物もいます。また、私たち人間は、身体や生活を守る為にウィルスへの対抗薬として植物や動物の遺伝子を利用してきました。未知への対抗策として、今後の人類の存続に、もしかしたら今消滅しそうな種の遺伝子が不可欠になるかもしれません。
挙げればきりがないほど、直接的にも間接的にもさまざまな価値を人間に与えている「生物多様性」なのです。(^_-)


種の絶滅について取り纏められているものとして「レッドリスト」や「レッドデータブック」ということばは誰もが耳にしたことがあると思いますが、「レッドリスト」は、絶滅のおそれのある生物の種をランク付けしてリストアップしたもの。これにリストアップされた種ごとのデータが取り纏められているのがレッドデータブックです。

レッドリストやレッドデータブックは、世界中、各国、各県、各団体において様々なものが作られていますが、78の国々、112の政府機関、735のNGOが会員となっている世界最大の自然保護機関である国際自然保護連合(IUCN)が発行しているものが最も著名で、これがスタンダードといえるでしょう。IUCNの「レッドデータブック」は、「絶滅のおそれのある種」として、鳥類の11%、ほ乳類の23%、植物の20−30%など約40,000種の動植物をあげています。
http://www.iucn.jp/index.html


このIUCNがレッドリストのカテゴリーを新しくしたのにあわせ、日本では環境省が平成7年よりレッドデータブックの見直し作業を開始、平成12年4月までに動植物全ての分類群についてレッドリストを公表、平成14年6月現在で、爬虫類・両生類、哺乳類、植物I、植物II版のレッドデータブックが刊行されています。

環境省の定義する新しいカテゴリーは、

1.「絶滅(EX)」:我が国ではすでに絶滅したと考えられる種
2.「野生絶滅(EW)」:飼育・栽培下でのみ存続している種
3.「絶滅危惧I類(CR+EN)」:絶滅の危機に瀕している種
4.「絶滅危惧II類(VU)」:絶滅の危険が増大している種
5.「準絶滅危惧(NT)」:現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種
6.「情報不足(DD)」:評価するだけの情報が不足している種
7.付属資料「絶滅のおそれのある地域個体群(LP)」:地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの

で構成されており、この内3と4がいわゆる「絶滅のおそれのある種=絶滅危惧種」です。

この環境省のレッドリストでは、わが国における「絶滅のおそれのある種」として以下のような状況が発表されています。
○哺乳類
評価対象種は約200種で、その約23%の47種が絶滅のおそれのある種(亜種を含む)
○鳥類
評価対象種は約700種であり、その約13%の90種が絶滅のおそれのある種(亜種 を含む)
○両生類
評価対象種が64種、その約22%、14種が絶滅のおそれのある種(亜種 を含む)
○爬虫類
評価対象種97種、その約19%、18種が絶滅のおそれのある種(亜種 を含む)

環境省のレッドデータブック情報
http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html

ここではレッドデータブックの種情報を検索することができます。みなさんも検索してみてください。

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生物多様性(バイオダイバーシティ)
Ecotechnology
| | 2004年11月16日 13:15 |

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