紙コップとプラコップのプロダクト・マイレージを調べるため、今日は横浜市立中央図書館に行きました。
プロダクト・マイレージとは、製品が原料の採掘から手元に届くまでの距離。紙コップについていろいろ調査したのですが、これを調べるためだけに数時間を費やしてしまいました。
今日調査したことは、紙コップの歩留まり。原料のうちどの程度が製品として残るかを調査しました。

歩留まりが100%ではない工程、つまり木材が製品とならずゴミとなってしまう工程は2つあると想定しました。一つは木材ペレットから紙パルプを製造する工程。もう一つは紙パルプから紙コップを製造する工程です。
木材ペレット→紙パルプ
木材には元々茶色い色を出す成分「リグニン」が含まれています。紙を白くするには、このリグニンを除去する必要があります。これが歩留まり100%ではない理由。
上級紙(化学パルプ配合率100%)の場合、原料の歩留まりは約92%です(製造工程図全集、通商産業省)。
紙パルプ→紙コップ
紙パルプを切り抜くと、製品にならない部分が捨てられます。これについてはデータを得られなかったので、手計算で歩留まりを予想しました。下図のように紙パルプが切り取られるとします。

こうして計算し、歩留まりを約70%と想定しました。
さて、以上の仮定に基づくと、紙コップを10gとしたとき、紙コップ1個あたりの材料の重量はそれぞれ、
紙パルプ:14.3g
木材ペレット:15.5g
木材:15.5g
ということがわかりました!
次にそれぞれの材料が運ばれた距離のデータを入手します・・・これまた時間がかかりそう。次回をお楽しみに!
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ところで、今日もhayakawaさんと議論したのですが、
製造に使ったプロセス材料(この場合添加剤(薬品)、燃料など)をどう取り扱うか
について、意見を一致できていません。
プロセス材料を全て考慮に入れると調査しなければいけないデータが膨大になり、せっかく単純な指標を作ろうという当初の目的が達成されなくなります。
しかし、プロセス材料は母体材料(木材)に比して無視できないほどの重量を占めています(この場合、紙パルプ1トンにつき薬品160kg、燃料260リットル(重油))。
「指標を単純化するため」以外に、プロセス材料を無視する理由はないでしょうか?アイデアを探しています。
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<参考ホームページ>
紙パルプの製造方法:北越製紙 環境物語