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環境日記 環境日記
天下り一からげ批判に感じる最近の民主党へのいらだち

与野党の対立材料として、このところよく見聞きする「同意人事」。

国会同意人事?
なんでも、日銀総裁や公正取引委員長など、衆・参院双方の同意で成立する人事ら
しい。この人事制度の対象者は現在230人あまりだという。
http://www.jiji.com/jc/zc_p?k=2007101800076&rel=y&g=pol

同意人事は法案のような衆院での再議決はないため、現状のようなねじれ国会下
では格好の対抗ネタにされてしまうのであろう。
56年ぶりに「否決」された3名の人事が最近のニュース。

56年もの間、否決が出てこないような制度なら、同意人事そのものを見直したほ
うがいいと思う。(^_^;)?
少なくとも民間企業では、多数決で決めたような人事ほど上手くいかないことが
多いと感じる。選定の責任所在が曖昧になるからだと思う。
やはり、責任を負える立場による適材適所の最終判断が現実的だ。

人事論はさておき、今回否決されたのはこの3人。民主、社民、国民新党が反対
したらしい。
・労働保険審査会委員 平野由美子
・運輸審議会委員 長尾正和
・公害健康被害補償不服審査会委員 田中義枝
(詳細)http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kaigiroku.htm

「恒常的な天下り先になっているから」というのが、多くのメディアの報道であ
り、天下りだから否決されて当たり前、という風潮が目立ち、かつここで議論が
〆られてしまうのが気になる。

「天下り」とは?
=====
あま‐くだり【天下り/天▽降り】
1 天上界から地上に降りてくること。また、その人。
2 上役からの、または官庁から民間への強制的な命令や押し付け。
3 退職した高級官僚などが外郭団体や関連の深い民間企業の相当の地位に就任
すること。「所轄官庁から―する」
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]
=====

私は「能力のない人材を強制的に押し付ける」「天下りを良いことに何もしない
・できないにも拘わらず不要とされている場所に居直る」「癒着の温床になる」
ことが天下りの問題であって、優秀な人材であって適正ならば天下っていただい
て多いに結構、という立場だ。人材交流はどんな分野でも刺激になる。


今回の反対人事で解せないのは、三人は、前回の同意人事では民主党がいずれも
賛成、民主党のこれまでの同意基準は満たしているが、それぞれ人事院、旧運輸
省、旧厚生省の出身で常勤であることから「審議会委員への天下りであり、より
厳しく判断」というあいまいな理由。
適正な天下りであるか否かを厳しく判断してくれるという姿勢は、とても良いこ
とだと思う。ただし、結果に納得がいくような「判断」であって欲しい。

「およそ多くのことは、結果が悪かったとしても当初の目的は立派で善意あるも
のだ」とは、ユリウス・カエサルの言葉だったか、マキャベリだったか忘れたが、
政党に国民が求めるのは「良い結果」なのである。

少なくとも田中義枝氏@公害健康被害補償不服審査会委員については、共産、社
民両党は「医官出身なので天下りではない」としてはじめは同意する方針だった
とか。これまた最終的に反対に回った社民もなにを考えているのだか。。。

1.氏は、もともとは、臨床医(小児科)。医療の現場で通算15年程度活躍。
2.病院勤めの後、6年間厚生労働省で医者でないとできない専門的な仕事に就
いたが、その仕事は、公害不服審査会とは無縁。
3.公害不服審査会は、県知事の処分に不満な患者が来る所であり、県の審査会
出身者が選ばれるのが問題なのであって、管轄省庁出身であるか否かなどは議論
される意味が無い。

これらを鑑みると、反対の理由はなさそうに思うし、むしろ相当の現場経験者で、
知事の処分に不服があり駆け込み寺のように助けを求めてくる人たちに公正な
判断を下す、というセンシティブな業務に従事してくれる貴重な人材をどうやっ
て探すのか、民主党に問いたいところだ。

与党への反対は手段であり、目的ではないはずだ。
このところの民主党の混乱に近い動向にはアレルギーさえ覚える。

なんでもかんでも反対すればよいというものではない。与党政策へ反対すること
だけを目的とするなら、もっと歴史のある政党があるから、国民もこちらを選ぶ
はず。

私は先の参院選で民主党を選んでしまった一人である。次の総選挙ではまたもと
の支持政党にもどろうか。。。

ちなみに、今回の不同意人事で丁寧にその経緯を説明している民主党議員は、少
なくともweb上で見つけられたのは蓮舫氏だけだった。
http://renho.jugem.cc/?eid=526

関連サイト
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071114k0000m010173000c.html
http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu/0000739748.shtml

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