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環境日記 環境日記
NPOでベンチャー?

起業準備のために、ボストンから一時帰国している友人から相談を受けた。
医療周辺サービスの日本での事業化を考えている彼女は、NPOでの起業を検討中
という。

開口一番私は、少なくとも日本ではNPOでの事業運営は賛成しないと応えた。
株式会社とNPO双方を運営してきたからこそ、NPOの事業環境の厳しさは痛感して
る。

以前こんな話もしたが
http://www.env-r.com/blog/staff2/2009/06/21/npo/index.php/0/cat67/cat77/

とにかく、誤解されまくっている。
NPO=ボランティアという認識があまりにも広く深く浸透している。
株式会社であろうとNPOであろうと、事業の継続性のためにお金は必須。特に日
本のような寄付がまったくなじまない税制だと、収益事業の成否はNPOにとって
最重要課題ともいえる。

にも拘らず、収益事業を大々的に訴求するNPOは疎んじられがちで、さらには相
場に即した対価をNPOが求めようものなら「NPOのくせにこんなに取るのか?」と
くる。これは実際に、私がとある自治体の職員から言われた言葉。かなりリーズ
ナブルな職員の労働対価に対してである。(^^)ゞ
自治体職員ですらその程度の理解なのが、日本のNPOなのだ。

寄付がなじまず収益事業が営みにくい経営環境となれば、会費・入会金や補助金
・助成金に依存せざるを得ないが、となると財政は不安定になるので借り入れニー
ズはおのずと高まる。
だが、NPOに対して快くポンとまとまった融資を実施してくれる民間金融機関は
なかなか見つからない。
一部、制度融資などはNPOにも門戸を開いているが、お金を貸す身となれば今度
は「しっかり収益事業を営んでいないと困る」とくる。(^_^;)?

このように一事が万事、矛盾だらけなのが日本のNPO制度である。

公共政策学を専攻した彼女は、呆れていた。
優良なNPO経営候補者たちが、日本をスルーしはじめなければよいと切に願う。

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